2013年10月6日日曜日

海外レポート第1回:ワシントンD.C.でバイクシェアを初体験!

こんにちは。Chieです。

前回のブログが2012年9月、約1年ぶりです。
すっかりご無沙汰してしまいましたが、ブログを再開してみようと思います。


先月、少し長めの夏休みをとってアメリカ東海岸に行ってきました。
首都ワシントンD.C.、ニューヨーク、そしてボストン。

3都市を訪問し、体験をしてきたことを数回にわたって紹介してみようと思います。


第1回は日本でも増えつつある「バイクシェア」

https://www.capitalbikeshare.com/home

どの街でも目につく、バイクステーション

ワシントンD.C.市内の主なスポットの近くには、バイクステーションがあり、それぞれ10~20台のバイクが配置されています。


例えば映画にもよく登場する、リンカーンメモリアル。



そのすぐそばにもバイクステーションがあります。



ワシントンD.C.は道路が広く、1ブロック離れただけでもけっこう距離を感じてしまいます。

観光スポットも点在していて、電車を使おうと思っても、その都度歩くことになり不便です。私も途中まではがんばって歩きましたが、最終手段としてバイクシェアを利用することにしました。

いざ使おうと思うまで、事前知識がゼロ。
日本でも使ったことがなかったので、目の前の券売機に書かれていることがすべてです。

1-Dayパス(24時間利用)が一番短い期間だったので、それを選択。7ドルです。

クレジットカードで決済すると、開錠コードが書かれた紙がレシートと一緒に出てきました。
パスの有効期限がわかるよう、タイムスタンプが押されています。


ステーションにあるバイクから好きなものを選び(といっても、デザインは全部同じ)、ロックを解除。そこからタイマー開始です。

この自転車、大きいうえにスタンドがないので、次のステーションに入れるまで自分で支えておかないといけません。バッグからiPadやガイドブックを取り出して地図を見るとか、そういう余裕もなく。。。

そこが一番使いづらかったかな。

パスの期間中、1回30分の利用なら無料

観光目的で利用するときは1-Dayか3-Dayでの利用になると思いますが、この期間中は30分未満の利用なら無料です。30分を超えて利用し続けると料金が加算されます。

30分以上60分未満だと2ドル、60分以上90分未満は6ドルと、どんどん加算され、例えば3時間連続で使うと30ドルもかかってしまいます。

借りっぱなしで買い物やピクニックを楽しむといった使い方には向いていません。
目的地に到着したら、すぐに最寄りのステーションにバイクを返却する必要があります。

capital bikeshare (主にWashington, D.C.周辺)
https://www.capitalbikeshare.com/pricing


ステーションが空いていない、困った!

利用して困ったことといえば、目的地としたバイクステーションがすべて埋まっていたこと。

先ほども書きましたが、バイクにはスタンドがありません。乗ったままiPhoneを取り出し、ステーションマップを開いて、代わりのステーションを探すことに。なんとか2ブロック先にステーションを見つけることができ30分以内に返却できましたが、これには焦りました。


後から知ったのですが、 そんな不便さを解決するアプリがありました!

Spotcycle
http://www.spotcycle.net/


ステーションごとのバイクの残数、空き数がわかります。現在地から近くにあるステーションの状況もすぐチェックできます。

コレコレ、あのとき欲しかった!



このアプリのすごいところは、世界各都市にあるバイクシェアと連携していること。
日本では、富山のサービスにも対応しているようです。

動く広告!? ニューヨークでは「Citi Bike」が目立つ!

ワシントンD.C.で利用したときには意識しなかったのですが、その後訪れたニューヨークのマンハッタンで見かけたバイクには目立つように「Citi Bike」の文字。パッと見ただけで、スポンサーであるCitibankを思い出せるデザインになっています。

http://citibikenyc.com/

セントラルパーク周辺やウォール街のあたりで見かけました。
観光客以外にも、年間契約をして通勤に使っている人もいるとか。

ボストンではNew Balanceがスポンサーでした。さすがニューバランス誕生の地!



http://www.thehubway.com/home


ちなみに、都市によって料金システムは異なります。
ニューヨークでは 1-Dayパスが9.95ドル(+TAX) 、ボストンは同じ1-Dayパスで$6です。

どちらも先ほど紹介したSpotcycleでステーション検索できますよー。

ただ、ニューヨークは車の交通量が多いので、自転車よりは地下鉄のほうが安全で便利かも!


以上が、初めてのバイクシェア体験。
移動距離はたった4kmでしたが、7ドル以上の体験ができました!


第2回は、各都市の地下鉄事情について書いてみようと思います。


おまけ:Code for DC


今回、Capital Bikeshareのことを調べていたら、ステーションと満空状況のオープンデータがありました。Code for DCによるOpenDataのプロジェクトです。

http://www.opendatadc.org/


Capital Bikeshare Stations - OpenData DC
http://opendatadc.org/ja/dataset/capital-bikeshare-stations

Capital Bikeshare Dock History - OpenData DC
http://www.opendatadc.org/dataset/capital-bikeshare-dock-history

Code for DCでは月1回Civic Hacknightを開催し、毎回30~40名が参加しているようです。次々に新しいプロジェクトを立ち上げ、現在はリストには30個のプロジェクトが記載されていました。

「便利だな」と感じたサービスに、オープンデータの存在。

この組み合わせは今後の観光やサービスの充実に大きく影響しそうだなと感じました。


Written by Chie (@crispytaffy)

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